集中力で望みを叶える方法!
1.マイナスの「種」は、マイナスの「果実」にしかならない
2.「こだわり」と「幸せ」は、紙一重
3.「負け」のない試合ほど、楽なものはない
4.「忘れたい!」という強い思いが、爆発的な集中力を生む
5.「急がば回れ」って、本当だったんです!
1.マイナスの「種」は、マイナスの「果実」にしかならない
何かを失いそうで不安になっている時、欲しい物が手に入らず焦っている時、人の心はマイナス感情が強く渦巻いてしまいます。お金が欲しい、恋人が欲しい、自由が欲しいという気持ちを持ち続けると、あまりいい結果をもたらすことはありません。
「強く願うと逆の事が起こる」ということについては、既に皆さんは理解していることだ思います。「お金が欲しい!」っていうのは、「自分にはお金がない!」と思考していることの裏返しになってしまいます。
何故、強く望むことはダメなのか?
いつもとは少し違った観点から説明したいと思います。例えば自分に片思いの異性がいたとします。なんとか自分に振り向いて欲しいと常日頃から考えてしまいがちになります。
この時点で皆さんは「焦り」という、マイナス感情を心に植え付けることになってしまいます。または「自分の事をどう思っているんだろうか?」と考えてしまい、「不安」というマイナス感情に陥る人もいるかもしれません。他の異性と一緒にいる所を見ては、「嫉妬」というマイナス感情を持つ人もいるかもしれません。
自分が相手の事を強く思えば思うほど、マイナス感情を引き寄せる要因を自分で作っていることになります。焦り、不安、妬みなどのマイナス感情をずっと持っていると、必ず自分の身の周りにもマイナスの出来事を引き寄せてしまいます。マイナスの「種」を持っている限り、マイナスの「果実」しか手に入れることはできません。
相手の事を必要以上に思わなければ、マイナス感情もかなり抑えることができます。好きな人の事を思って仕事も手につかない、食事ものどを通らない、夜もあれこれ考えて眠れない・・・こんな状況になったなら、必ずといっていいほど二次災害が訪れます。仕事場では揉め事が起きたり、体の具合が悪くなったり、友人が離れていったりと次々と不幸が訪れてきます。
その人にとって、一番嫌がることが頻繁に起こるようになります。ほとんどの人はここで、「自分は運が悪い」と嘆いて終わりになります。何故、一番嫌がることが起こるのかというと、そこで一旦立ち止まらせて、考える機会を与える為です。
または、「このままの状態を続けていると、もっとひどい事が起こりますよ」という、メッセージの意味合いもあります。
「この世の中に起こる出来事に偶然はない」、この事を強く胸に刻んでおいてもらいたいです。
2.「こだわり」と「幸せ」は、紙一重
一つの物事にこだわり過ぎると、マイナス感情を引き起こしてしまいます。そしてそのマイナス感情がまたマイナスの出来事を引き寄せてしまう、ということを前にお話しました。ということは、マイナスの感情さえ抑えることができたならば、現在よりも状況が悪化することはないともいえます。
マイナスの現象に対して、マイナス思考をするとどうなるかは、皆さんお分かりだと思います。わかっていても、ついついマイナス思考してしまう気持ちもよくわかります。そんな時、友人などはこんな言葉をかけてくれるかもしれません。
「もう、忘れなさいよ。」
当の本人は忘れられなくて困っているのに、「忘れなさいよ。」と言われたからといって、そう簡単に忘れられるものではありません。このサイトでは、忘れるのではなく、そのマイナス感情をプラスの感情に変換しなさいと教えています。そうすることによって、運が発生し、自分の望みは叶えられるとも教えています。
あまりにもショッキングな出来事があった場合、なかなかプラス思考をするのは難しいかもしれません。そこで他の事に目を向けることで、現状から脱出できる方法があります。
それが「集中力」です。忘れようとどんなに頑張っても、興味の対象が他になければ全く無駄な努力になってしまうかもしれません。興味の対象を他に移すことによって、忘れようと努力しなくても、自然と忘れることができるようになります。
例えば失恋してしまうと、仕事が手につかなくなったり、夜も眠れなくなったり、食事ものどを通らなくなったりしてしまいがちです。こんな状態になってしまうと、恋人だけではなく、仕事を失ったり体を壊してしまったりして、他の面にマイナスが作用してしまいます。
悔しくて悲しい気持ちになるのは、とても理解できます。「他の事なんか考えられない」という、いてもたってもいられない気持ちになるのもよくわかります。でも「災い転じて福となす」、「ピンチをチャンスに変える」ことができることを知ってほしいのです。
失恋してマイナス感情が続くようになれば、必ず仕事にも影響が出てきます。職場での自分に対する評価もきっと下がることだと思います。恋愛よりも大事なこと、もしくは恋愛の次に大事なことに、
“意識的”に目を向けてほしいのです。
そして、こだわりが強い、忘れることができない、というのは一つの事に集中できる性質ということにもなります。逆に言えば、この「こだわりの強さ」が他の事に向けられたなら、大きな飛躍ができる可能性を秘めています。「こだわり」と「幸せ」は紙一重でもあります。
大きなマイナスが起こった時には、たいがい「今はそんな事をしている場合じゃないぞ!」というメッセージが隠されているものです。
失ったものよりも大事なもの・・・を頑張って見つけてみて下さい。
「悩みは天からの贈り物」なんですから・・・。
3.「負け」のない試合ほど、楽なものはない
「他の事に意識を向ける」というのは、気休めの言葉ではありません。気休めどころか大きな望みを叶えるチャンスでもあります。「他の事に意識を向ける」ことは、欲(プラス)を解き放つ(マイナス)行為になるので、必ず運が発生します。欲しいと思っていたものを一旦頭の中から消し去ることは、なかなかできることではありません。
矛盾しているように思えるかもしれませんが、欲しいと思っていたものを一時的に心の中から切り離すことで、実際には欲しいものを手に入れることができます。人間っていうのは、一旦何かに心を奪われてしまうと、なかなかそこから離れることができません。欲や執着心、それに焦りなどのマイナス感情が、望みを叶える時の障害になってしまいます。
障害を取り除くには、マイナス感情をなくさなければなりません。そしてマイナス感情を取り除くには、他の事に意識を向けるのが一番効果的です。それができれば物事はそれ以上マイナス方向に向かうことはまずありません。とりあえずは守りを固めるという意味からも、現状維持に状況を保っておくことはとても大事なことです。
職場などで、仕事のミスをして周りの人に注意されても、淡々としている人は意外とマイナスの事が起こらないものです。
何かを失って、気分が落ち込んでいる時に、「他の事に意識を向ける」というのは、あきらめの感情でもなければ逃避の感情でもありません。また、負けを認めて退散するといった類のものでもありません。
「他の事に意識を向ける」というのは、マイナス感情を遠ざけるので、スポーツでいえば絶対に「負け」のない試合をしていることになります。この時点で、皆さんの人生は「勝ち」か「引き分け」の必ずどちらかになります。「負け」のない試合ほど、楽な人生はありませんし、精神的にもとても安心できます。
「どうしても忘れられない」という気持ちはよくわかります。人間ならば誰でも、執着心を持っているものです。その執着心のもととなっているのが、「欲」になります。執着心を捨てきれず、自己嫌悪に陥る人もなかにはいるかもしれません。
しかし、「夜も眠れない」、「ご飯がのどを通らない」といった状況になるほどの強い執着は、ある意味大きなプラスとさえなります。自分が持っている執着心などのマイナス感情を、「利用してしまう(宝物に変える)」のです。
「夜も眠れない」ほどの状況になったことに対して感謝すればいいのです。何故なら、「夜も眠れない」ほど、あれこれ考えてしまうエネルギーが自分の心に眠っている証拠なのですから。その悔しい気持ちや悲しい気持ちになるだけのエネルギーがあるのであれば、もっともっと大きな宝物に巡りあえるはずです。
4.「忘れたい!」という強い思いが、爆発的な集中力を生む
さて、「もう、忘れたい!」と思っていても、簡単には忘れられないのが人間の心です。「忘れたい!」という気持ちが強ければ強いほど、「考える時間がないほど物事に集中する」ことで道は開けます。“空いている時間”ができてしまうと、つい「失ったもの」への執着や、「嫌いな人」への憎しみというマイナス感情が沸きあがってきます。
それらの嫌な思いを消し去ろうと思えば、否が応でも他の事に集中しなくてはなりません。嫌な事を思い出したくない為に、あえて他の事に集中するという気持ちにもなってくると思います。
さて、ここで質問です。
皆さんは、今までの長い人生で、他の事が何も考えられないほど、一つの事に集中したことってあるでしょうか?
きっとほとんどの人は「NO」と答えるのではないでしょうか。通常、平穏無事に生活をしていれば、マイペースでのんびり暮らすことが多くなってしまいます。「忘れたい事がある」というのは、身の周りに「忘れさせてくれる事がある」ということにもなります。
多くの人は失恋した時に、ショックで落ち込むかもしれません。落ち込むという事は、失恋する前の自分は恋人の事で頭がいっぱいだったのだと思います。物事には必ず反動があり、強い思い入れがあると、それを失った時には必ず強く落ち込むことになります。
恋人の事で頭がいっぱいだった・・・ということは、既に危険な状態だったともいえます。何故なら仕事もそこそこにやる程度で、毎日時計を気にしながら働いていたのかもしれません。
人生は、恋人さえいれば一生幸せになれるというものではありません。一心不乱に仕事に打ち込むことができる機会というのは、一生の中でもそうそうあるものではありません。ある意味感謝しなければならない事かもしれません。「仕事に打ち込めば打ち込むほど、あの時のことを忘れられる」という思いも出てくるはずです。
仕事に集中すればするほど、皆さんは一生仕事に困らないくらいの成果を残すことができます。極論すれば、「爆発的に集中できる」のは、こんな機会をおいては他にないかもしれません。または、だまっていても成功できる機会を与えてくれたことにもなります。
職場では自分に対する評価が格段にアップしたり、お店の売上が急激に増えたり、本来やりたいと思っていた仕事に就けたりということが起こるようになります。こういう機会はまたとないチャンスです。あれこれ悩んで無為に過ごしても、何も得られるものはありません。
ぜひ「悩み」を「贈り物」に変えて下さい。
5.「急がば回れ」って、本当だったんです!
「失恋で落ち込んでいるのに、仕事で成功しても・・・」って思う人もいるかもしれません。しょせん、それは本来の自分の望みが叶っていることにはならないと思う気持ちも大変わかります。
しかし、一つの事に集中すると、案外そこに楽しみや喜びを見出すことができるものです。そして仕事などで思わぬ結果を得られた時、以前に起きたマイナスの事はもう頭の中から離れていることでしょう。
もし、喜びの感情を得られたのなら?
そして、集中する直前に起きたマイナスの出来事に感謝することができたのなら?
もう、おわかりでしょう。
仕事での成功以外にも、直前に失ったものも得ることができます。何故なら、この時点でプラス思考していることになるからです。悔しくて悲しくて忘れる事が出来なかった出来事(マイナス)に対して、喜ぶこと(プラス)ができるようになれば、必ず運が発生し自分の望みが叶うようになります。
「他の事に集中しなさい」ということが、単なる気休めの言葉でないことに気がつくことでしょう。他の事を考えず、一つの事に集中すればするほど、結果がついてくるのは時間の問題となります。そして結果がついてくれば、そこに必ず喜びの感情が起こるようになってきます。
もし恋愛で大きく傷ついたのであれば、集中力で得られた喜びの感情によって、恋愛運は飛躍的にアップします。一つの事に集中してそれが終了したのならば、新たな恋を求めればきっと限りなく理想に近い人が現われることだと思います。
失ったものや欲しいものを手に入れる為に、凄い遠回りしているように見えるかもしれません。欲しいものをがむしゃらに追い求めても、焦りなどのマイナス感情によって失敗に終わる可能性が高いです。特に恋愛などでは、追えば追うほど相手が離れていくという経験をされている人は多いことだと思います。
失ったものに対して、本当はその時点で喜ぶこと(プラス思考)ができるのなら、それにこしたことはありません。しかし、深い悲しみ(マイナス)を大きな喜び(プラス)に変換することが、最初のうちはとても難しく感じられるかもしれません。そこでプラス思考できずに何も得られないのであれば、この「他の事に集中する」という方法もあります。
一つの事に気をとらわれている時は、たいがい他の面でも運が大きく下降していることがとても多いです。そんな時に欲(プラス)を解き放つ(マイナス)ことで、劇的に人生が変わる可能性を大きく秘めています。少し遠回りしているように思われますが、大きなものを三つ得ることができます。
1.集中している分野で大きく成功できる
2.集中する直前に失ったものを手に入れられる
3.周りの人の評価が変わり、人間関係が飛躍的に良くなる
物事に集中できる機会というのは、なかなかあることではありません。悔しい気持ちや悲しい気持ちを、落ち込むのではなく逃げるのでもなく、他の事にぶつける(一点集中)ことができたなら、以前とは違った素晴らしい景色が見られるはずです。
「急がば回れ」っていうのは、「望んだものを早く手に入れたい気持ちはわかりますが、少し遠回りした方が、確実に手に入れられますよ」という意味です。
皆さんのご健闘をお祈りいたします!