1542.ゼロの法則体験記22夫編「”自分”から”他者”へ」

夫のマイナスに向き合い始めて3週間目になりました。前回、大まかな落とし込みが出来たのですがまだ心はモヤモヤしていました。モヤモヤの理由がわからなくて私は悩んでしまいました。

その次の日のことです、夫がとある嘘をついていたことが判明しました。私が夫の為にと苦労して手続きをしてもらえることになったお金のほとんどが使途不明金となってしまった挙句、支払いがされていなくて再請求が来たのです。

私は怒りが込み上げて来ました。何の為に私が苦労して手続きをしたのか、一体何に使ったのか、怒りで興奮してしまいました。仕事中に連絡してくるなと言われましたが、電話で口論になりました。帰ったら話をするということで、帰りを待つことにしました。

とても気分が悪くイライラしました。夫にも、自分にも腹が立ちました。なんでこんなに夫婦関係が上手く行かないのか、私は努力しているはずなのに。私はいつだって夫の為に頑張っているのに。頭の中は怒りと悲しみでぐるぐるになりました。

数時間経って、ふと思いました。
「ダメだ、マイナスにマイナスになってる」

私の心はマイナスの重みで潰れてしまいそうでした。 でも、ゼロの法則は大きなマイナスこそ大きなエネルギーとなるはずなんです。これは引っ繰り返せるはずだ、これはチャンスなんだと思い返すことにしました。

夫が帰って来たらすぐに話をしようとしましたが、お風呂に入るように言ってお茶を入れました。なるべく冷静に話をすることにしました。夫は嫌な顔をしていましたがポツポツと話してくれました。払込票の枚数を間違えていたかもしれないこと、その頃営業活動にお金が必要だったこと。私が余裕が無さそうでコミュニケーションが取りづらかったこと、会社で入社の時の話が違って上司が全く協力してくれないので色々と1人でやらなけらばならないこと、、、などです。ほんとかどうかはわかりませんが、夫がとても気まずそうに辛そうに話した表情を見て、理由はわからないけど、わざと使ったわけではないんだと思いました。

私は、自分だけが辛く孤独だと思っていました。でも、夫もそうだったんです。最近の私は自分の心にしか興味がありませんでした。夫がいくら辛いとかしんどいとか困っていると言っても、仕事は楽しいと話しているし、夫は器用だしタフだし大丈夫だろう、私のほうが辛いと思っていました。

正社員の仕事が決まったから、夫のことは放置でもいいと思っていました。自分の気持ちだけで考えていました。

私は反省しました。私には夫の仕事に何か出来ることは無いかと初めて考えました。今回のマイナスから何かを得たいと思っていました。でも私は資格が無いからお客さんを探せないし、友達も少ないし、、、と思って、ゼロの法則の原点である素手のトイレ掃除を久しぶりにしてみることにしました。何もいい案が思いつかない時は、素手のトイレ掃除と決めているんです。

とても綺麗になりスッキリした数日後、不思議なことが起きました。たまたま連絡を取っていた知り合いに、とある相談をされました。それは夫の売っている商品の内容でした。すぐに夫に連絡をして、直接話をしてもらうことにしました。無事に悩みが解決して、とても喜んでいました。契約には結びつきませんでしたが、私の知り合いから夫の仕事に結びつくようなことも起きるんだなと思いました。

私はずっと、自分の欲の為に対価を支払って来ました。今までのトイレ掃除もそうですし、お酒を止めたこともそうですし、他のこともそうです。 結果的に夫や家族の為になったことはたくさんありますが、最初はすべて我欲からでしたし、最終目的は我欲を満たすことでした。でも、今回 初めて夫の為に素手のトイレ掃除をしました。

今までは、同じことがあってもトイレ掃除をする理由が “夫が変わりますように” という理由だったと思います。でも今回は”夫の仕事が上手く行きますように”という理由で素手のトイレ掃除をしたんです。私は今回、完全に夫の為だけに対価を支払ったんです。

私は、「これだ」と思いました。

他者の為に対価を払うこと、それが私には足りなかったんです。だから私はどれだけ対価を支払っても、モヤモヤや息苦しさから解放されなかったんです。夫という他者を満たそうとしていなかったんです。

今私は深夜アニメのマクロスというアニメにハマっていて、物語の中に歌が使われています。その歌詞の一部に

「1人で産まれて1人で死んでゆく それでも私達は独りきりじゃ生きられない 慕い合う周波数」

というのがあります。人は独りでは生きて行けません、だから親、夫、子供、友達、その他、、、他者の存在はとても大切なものとなります。大切な存在である他者を満たすというのは理に叶っているエネルギー発生の理論かもしれませんね。

「自分の為の他者」→「他者の為の自分」

と、少しだけ変換出来たかもしれません。

それにしてもゼロの法則を四年もやっていて、本当の意味で気持ちが他者に向いたのは初めてだと思います。情けないことですね。

皆さんも人間関係で上手く行かない事があったら、自分の心だけでなく相手の心も満たしてあげられるといいですね。

【Part23】

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