1370.百円の男 ダイソー矢野博丈

本日はお勧めの本をご紹介したいと思います。
今回はかなり変わった内容の本になります。
「百円の男 ダイソー矢野博丈」
というタイトルの本になります。

ダイソーというのは、もう皆さんご存じですね。
百円ショップでは日本で一番売上高が多い会社になります。
その会社を創業したのが、矢野博丈さんになります。
ただし、この本を書いたのは創業者の矢野博丈さんではなく、大下英二さんという人になります。

たくさんの著名人について書いています。
田中角栄さん、安倍晋三さん、石破茂さん、小池百合子さんなどの大物政治家から、
ソフトバンの孫正義さん、ニトリの似鳥昭雄さんなどの大物経営者まで、数多くの作品があります。

そして今回、ダイソーの創業者である矢野さんについて本を書かれています。
矢野博丈社長には10年以上にも及ぶ長期間のインタビューを経ていますので、かなり精度の高い内容の本になっているかと思います。

冒頭に「変わった内容」という具合に書いたのは、世の中の成功本とは真逆の思想にあるからです。
普通は、
「成功を信じる」とか
「絶対にあきらめない」とか
「良いイメージを持つ続ける」とか
そういったポジティブな言葉が並ぶかと思います。

しかし、矢野社長は違います。
「ダイソーはやがて潰れる」
と確信していたそうです。(笑)

しかも、矢野さんの好きな言葉というのが、
恵まれない幸せ、
しかたがない、
分相応、
自己否定、
だそうです。
これ、完全に成功者の好きな言葉じゃないですよね(笑)

でもダイソーは大成功しています。
この本の執筆当時(2017年)は、
売上高4200億円
国内店舗数3150店
海外店舗数1800店(26ヵ国)
という具合に凄まじい勢いで成功しています。

それなのに
「恵まれない幸せ」とか、「しかたがない」という言葉が好きなのだそうです。

ひょっとして、矢野さんは運が悪いのでは?
って思いますよね。
その通りです!!!
矢野さんはある時期までは、とんでもなく運が悪かったです。
夜逃げ、
家事、
などを経験しています。

夜逃げしていることからも、運の悪さを想定することができるかと思います。
ではなぜ、ネガティブな言葉が好きな矢野社長は成功したのでしょうか?
とても興味深いですね。

今までとはかなり変わった内容になるので、目から鱗の話が満載です。
「な~んだネガティブでもいいんだ」
「無理して前向きにならなくてもいいんだ」
そんな風に思って頂けると、勇気と希望が持てるのではないでしょうか。
続きはまた次回にお話しします。

皆さんの幸運を心からお祈り申し上げます。

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