- 2019-5-1
- お勧めの本・ドンキホーテ
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本日は「安売り王一代 私の「ドンキホーテ」人生」の続きをお話ししたいと思います。
今回が8回目になります。
いよいよ「ゼロの法則」の核心的な部分に入ってきます。
「ゼロの法則」を実践されている皆さまはきっと、一度は「落とし込み」という言葉を聞いたことがありますね。
「落とし込み」というのは、プラス思考した後に「心の中にストンと落とす」ことを言います。
心の中にストンと落ちた状態というのは、とてもスッキリした状態です。
心の中から何か嫌なものを吐き出した瞬間でもあります。
例えば、ある人の名前が浮かばずにモンモンとしている時に、その人の名前が突然頭の中に浮かぶと、とてもスッキリした気持ちになりますね。
おしっこやう〇こも、かなり我慢した後に出した場合、とてもスッキリしますね。
プラス思考も全く同じです。
悩みに悩んで考え抜いた末に答えが浮かんだ時に、「これだ!」って思ったら、心の中でストンと落ちたような気持ちになりますね。
「ゼロの法則」では、この感覚をとても大事にしています。
ドンキホーテの安田さんも、この「落ちる」瞬間をとても大事にしているようです。
著書には次のように書かれています。
『私の頭の中には、いつもこのボトルネックが複数存在している。こちらからあちらに行けたいけれど、ボトルネットの先には進めない。逆にそこを抜けだすことができれれば、一気に問題が解決する。~略。一日のうちに五回とか十回、食事をしたりトイレに行ったり、あるいは歩きながら、ああでもないこうでもないと、何度も反芻してそれを考える。この時間は苦しい。まさにガマガエルのごとく、脂汗を流しながら苦悶し、唸りながら考える。だが、ボトルネックをスコーンと抜ける瞬間がやってくる。「あ、そうだ!」「これだ!」
思考がスパークし、自分の腹にすとんと落ちてくる。頭の中に火花が散る感じがする。』
まさしく「ゼロの法則」ですね。
ボトルネックというのは、安田さん的な解釈では、ラムネの瓶そのものを「ボトル」、瓶の首が細くなって滞る場所を「ネック」と位置付けています。
誰にでもボトルネックはありますし、複数持っている人はたくさんいます。
あれこれ問題を抱えている人は、ボトルネックだらけとなりますね。
でも、あれこれ問題を抱えていても、必死にそのことだけを苦しみながら考えて過ごす人は、たぶん少数派だと思います。
しかし、「ゼロの法則」を実践している人は、ぜひこの壁を乗り越えてもらいたいと思っています。
考えることって、とても苦痛ですね。
しかも、問題解決に向けて考えるとなれば、なおさらです。
何故なら、マイナスに向き合わなくはてならないからです。
この「マイナスに向き合う」という事を避けてしまうが為に、ほとんどの人は人生を飛躍的に伸ばすことができません。
特に女性の場合は、この考え抜くということに難しさを感じている人は多いかもしれません。
ですから、起業して大成功している人の大半は男性が多いです。
「ゼロの法則」には、“妥協”という概念はありません。
「え?ゼロの法則って、妥協するのが基本なのでは?」って思っている人が多いかもしれませんね。
でも、「ゼロの法則」には、“妥協”や“我慢”や“辛抱”といった概念は存在していないのです。
だからこそ、「ゼロの法則」は革新的な考え方なのです。
“妥協”しない為には、どうしたらよいのか?
皆さんなら、どう思いますか?
“妥協”しない為には、新しい知恵を出すしかないのです。
新しい知恵を出すには、悶々と苦闘しながら考えなければなりません。
簡単にパッと答えは出ないのです。
大きな壁が立ちはだかった時、安田さんはその都度、プラス思考をして乗り切ってきたようです。
ボトルネックを抜けるために、ひたすら考え抜いてたどり着いたのが、今のドンキホーテの姿です。
続きはまた次回にお話しします。
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