0470.潜在意識に刺激を与える方法

今日は幸福感についての話をします。
幸福感については、奥が深いので今回が最終回となります。

ということで、今日は具体的に幸福感が得られる方法を伝授したいと思います。
斎藤一人さんは、「この人にすべてのよきことが雪崩れのごとく起きます」と、出会う人に念じるといいと言っていますね。
そうすることで、「自分が幸せになれる」と斎藤一人さんは教えています。
他者の幸せを思う気持ちは、とても大切ですし、自身の心を幸福にもしてくれます。

しかし、何事もそうですが、
「思い」が「行動」に結びついた時に、その力は最大限に発揮されます。

例えばわかりやすい例では、
私は「幸せだ」と思ったとします。
しかし、実際にはいつも「無愛想な顔」をしていたり、「眉間にしわを寄せたり」していたら、その思い(幸せ)は「行動」となって現れていませんよね。
ですから、周りの人からは、「あいつは不幸なヤツだ」と思われる可能性が高いです。

また、アフリカなどの貧困を伝えるテレビを見て、「あの人達、恵まれた生活ができたらいいのにな」と思ったとします。
遠い国のことまで、思いをはせることはとてもりっぱだと思います。

しかし、それプラス、「じゃあ、自分に何かできることはないだろうか?」という思いで、「寄付」などの行為をした時に、その“思い”は心の中からの強力なメッセージとなりえるわけです。

職場の同僚に対して、「今日、残業なの?大変だけど、じゃあ、頑張ってね!」というのが“思い”ですね。
しかし、「今日は、残業なの?大変だね、じゃあ、私も手伝ってあげるよ」というのが、“思い”“行動”ですね。

これができた時に初めて、強力な運(エネルギー)が発生します。

人間の心っていうのは、やはり欲に支配されている部分があります。
普通に暮らしていたら、欲に振り回されて、自分の心が苦しくなる時があります。

しかしながら、前にも書きましたが、他者のことを考えている時には、一時的であれ苦しみからは解放されます。

一日、20%は「他者」のことを考えて生きる。
そうすることで「我欲オンリー」の生活からは解放されます。

例えば、休日に10時間ほどの自由時間が確保できるのであれば、そのうちの2時間を他者の為に使います。
家族サービスということで、遊園地に行ったり外食したり。
知り合いの引越しを手伝いに行ったり。
友達の悩み事を聞いてあげたり。

または、毎日10分でも30分でもいいから、
「何をしてあげたら、○○さんは喜ぶだろうか?」
「○○さん、体調が悪いって言ってたけど、何か良くなる方法はないかしら?」
という具合にして、考えてみるといいです。

仮に毎日少しの時間だとしても、それをずっと継続させることは、正直言って至難の業です。
トイレ掃除よりも、継続性の難易度は飛躍的に高くなります。
もちろん、飛躍的に運も良くなります。
何故なら、「他者」のことを考えている間は、潜在意識の奥底を刺激することができるからです。

潜在意識を刺激することができるというのは、すなわち「無意識の領域」に何らかの変化をもたらすことができるわけです。

だからこそ、次のような事が起こりえるわけです。
「今まで意識して自分を奮起させて頑張っていたのが、無意識に淡々と物事をこなせるようになった」とか
「今まで人と話す時に少し緊張していたが、ほとんど違和感なく無意識に話せるようになった」とか、
「どうしても許せなかった人に対して、不思議と無意識に許せるようになった」などなど。

このような現象がよく起こるようになります。

何事もそうですが、意識している状態は非常に疲れます。
しかし、何事も無意識にできるようになると、とても楽チンです。
人のことを思ってやっているようでも、実際はとんでもなく自分の為に役立っています。
これが潜在意識の極意ですね。

皆さんの幸運を心からお祈り申し上げます。

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