- 2007-4-21
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今日のコラムは、「今あるモノに意識する習慣を身に付ける」です。
松下幸之助氏は、「自分は運がいい」とキッパリ言い切っています。
コラムの中では、
『水の冷たい冬だったら、間違いなく死んでいただろうに、自分はラッキーである。
船が途中で気づいてくれるなんて、自分はラッキーである。』
と書いてあります。
なにげなく書いてありますが、運が発生するのはおわかりでしょうか。
夏の時期に溺れて、自分はラッキー(プラス)である。
途中で気づいてくれるなんて、自分はラッキー(プラス)である。
船から転落した(マイナス)にも関わらず、その中からプラスの現象を見つけ出しています。
船から転落(マイナス)→ラッキー!(プラス)
ラッキー!と思えるようにするには、必ずその理由を見つけなければなりませんよね。
理由さえ見つかれば、自分の心に何の偽りもなく、ラッキーと思えるようになります。
しかし、船から転落したのですから、災難であることは事実です。
普通の人は、そこからプラスの現象を見つけ出すのは、至難の業かもしれません。
このサイトでは、人間関係のプラス思考については、
嫌いな人(マイナス)→好きになる(プラス)
と運(エネルギー)が発生すると解説しています。
嫌いな人(マイナス)の、プラスにスポットを当てるというのは、マイナスの中からラッキーを見つけ出す作業と全く同じです。
プラス思考の練習には、絶好の機会ですよね。
一番分かりやすくて、覚えやすいのが・・・、
コップの水が半分になった時に、
マイナス思考の人は、「残り半分しか“ない”」
プラス思考の人は、「残り半分も“ある”」
という具合に、同じ現象が起こったとしても、その人の見方によって180度変わってしまいます。
「残り半分しかない」って考えてしまったら、焦り、惨め、喪失感などマイナス感情が噴出してましいますよね。
「残り半分もある」って考えれば、安心、余裕、希望などプラス感情が心の中を占めると思います。
松下幸之助氏のように、徹底的にマイナス感情を排除するという観点からすれば、後者の「残り半分もある」と考えるのが理に叶っていると思います。
これは気休めの言葉でもありませんし、心を落ち着かせるだけのものでもありません。
きちんと、効果が現れてきます。
何故なら、「残り半分もある」と考えれば、“ある”ものに意識しているのですから、自然と感謝の念も沸いてくるものです。
最初からコップにいっぱいの水が入っていたら、それを当然の事のように思ってしまい、いつしか感謝の念というものも忘れてしまいます。
その意味では、「コップの水が半分になった」というのは、本当に感謝すべき事なのかもしれませんよね。
感謝する、っていう機会はそうそうあるもんじゃないですし。
コップにいっぱいの水が入っている時に、強い感謝の気持ちを持つことは難しいです。
しかし、コップの水が半分になるというマイナスの出来事を目の当たりにし、「まだ、半分もある」と考えた時に強い感謝の念が沸き起こるのではないでしょうか。
感謝(プラス)の念というのは、マイナスの出来事の後だからこそ、光り輝いて目立ちます。
せっかく綺麗な花火(プラス)だったとしても、明るい空に打ち上げれば、誰も感動はしてくれません。
夜空(マイナス)というシチュエーションだからこそ、花火がクッキリ目立つのです。
普通の時に、感謝しても、それを潜在意識が察知することは難しいです。
マイナス時に感謝するからこそ、潜在意識へ強烈にインプットすることができるのです。
松下幸之助氏ほど、運を味方につけてきた人はいないかもしれません。
しかし、松下幸之助氏が特別なわけではありません。
誰でも、明日から松下幸之助氏になれます。
皆さんのご活躍を心からお祈りいたします。
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